新型コロナウイルスの流行によって、
テレワーク、リモートワークに移行する企業も出てきた。
完全移行とまではいかないが、在宅ワークとオフィスワークを融合させた
新しい働き方もこれから増えてくるだろう。
新しい働き方が広がっていけば、家で行う事の可能性が増えてくる。
在宅ワークが増えたことで、家の多様性は加速したと実感している。
コロナ禍の影響で、家具・雑貨業界は、オフィスの需要は激減しているようだが
在宅ワークが増えたことで、巣ごもり需要が増えているという。
zoomなどのリモート会議が増えて、
慌てて自宅のインテリアに手を加える人も多かったことだろう。
良い意味で「家っぽくないもの」が家として受け入れられる、
そんなマーケットが確実に育っていると実感する。
「家っぽくないもの」といえば、
店舗ディスプレイは、とても参考になる。
そこで売られている商品の性格によって店舗ディスプレイの
演出方法は変わるだろうし、そこで使われる部材もさまざまだ。
家をつくる際には、あまり使われないものもあるが、
空間のつくり方は、とても参考になる。
先日行ったショップは、鉄骨パーツの使い方、
立体的な構造物で魅せる空間が楽しかった。その空間にいるだけで、わくわくする。
新しいシーツを探しにきたというのに、商品を見る、というより
ついつい、空間のつくりに目がいってしまう。
カンゼンに、職業病です。はい。
「この要素を家に落とし込むとしたら何ができるだろう」
「どれくらいの空間容積があれば、圧迫感が無くまとまるだろう」
…と、商品選びはそっちのけで、店舗空間を家づくりに生かす方法を
ぐるぐると考えてしまう。
家ではないモノ、空間、建物から、家づくりのことを考えるのは楽しいもの。
ネオホームの家は、暮らしの多様性を大切にして考えた企画住宅なので
この店舗空間の考え方との親和性はかなり高いといえる。
家のインテリアに悩んだ時には、
テンポ空間を、ちょっといじって、テホンの空間にしてみるのも、アリ。